整形外科専門診療
整形外科は「運動器」の疾患、すなわち骨・関節・筋・腱およびそれらに関わる神経の形状・機能の異常を診療・治療し、それを治癒や機能改善を目的とする臨床獣医学の一分野です。動物たちの一生を通じて豊かで安心できる生活をサポートする重要な診療科と言えます。
当院では整形外科分野に於ける獣医療の更なる向上を目指し、整形外科専門医の伊澤先生をお迎えし、定期的に診療を行う「整形外科専門外来」を開始しました。診察以外に当院にて内科・外科治療が可能です。
診療日は月2回、完全予約制で実施しております。日時はHP内にあるカレンダーに記載しておりますので、ご確認ください。
●整形外科担当:伊澤 幸甫先生
≪プロフィール≫
【 略歴 】
2014年 麻布大学獣医学部獣医学科卒業
2014〜2017年 横浜市内の動物病院にて勤務医
2014〜2017年 DVMsどうぶつ医療センター横浜 整形外科研修医
2017〜2021年 麻布大学大学院獣医学研究科獣医学専攻博士課程(社会人大学院生)
2017〜2022年 DVMsどうぶつ医療センター横浜 整形外科 診察・執刀医
2021年〜 現在 麻布大学獣医学部生理学第二研究室 共同研究員
2023年〜 現在 DVMsどうぶつ医療センター横浜 整形外科医長 診察・執刀医
【所属学会】
獣医麻酔外科学会
横浜市獣医師会
【受講セミナー】
Depuy Synthes SPINE SEMINAR 受講
Depuy Synthes TPLO SEMINAR 受講
【学術論文】
1. Displacement of center of mass in dogs in response to foot sensory stimulation, Vet Surg, 2021; 50, 1304–1315.
【海外学会発表】
1. Static center of body weight balance for quantification of canine limb abnormalities, ACVS surgery summit, October 17-19, 2019 in Las Vegas, Nevada, poster presentation.
2. Unilateral hindlimb pain-related disproportionation of body weight balance by loading and dropping impact to bilateral hindlimbs in dogs, ACVS surgery summit, October 1-19, 2020 in Webinar, poster presentation.
【国内学会発表】
令和3年度 関東・東京合同地区三学会 9月12日
「重心測定装置を用いた犬の後肢左右バランス定量化に関する研究」
2023年度 第106回 日本獣医麻酔外科学会 学術集会 6月17日
「犬の静的なリハビリテーション実施時の姿勢が後肢筋肉活動量に及ぼす影響」
その他国内での学会発表多数
【受賞】
令和3年度 関東・東京合同地区三学会 9月12日
「重心測定装置を用いた犬の後肢左右バランス定量化に関する研究」 学術奨励賞受賞
【学術誌執筆】
CLINIC NOTE 掲載11回2018年1月号
短期連載 明日に活かす変形性関炎治療の最前線とその展望
第1回 痛みの原因とNSAIDsによる管理
第2回 関節内の薬物動態および各種薬物の有効性
第3回 PRP療法による変形性関節炎のコントロール
CLINIC NOTE 連載 明日へ導く!整形外科の基礎固め
第1回 痛みの原因と骨折治療のしくみ
第2回 骨の代謝と癒合不全
第3回 筋肉の代謝と筋再生
第4回 神経の構造と再生
第5回 軟骨と成長板
第6回 運動器の老化現象
第7回 グルココルチコイドと運動器
第8回 免疫介在性疾患と関節障害
【特許出願】
四肢荷重分散装置の開発 特許出願中